「疲労感、倦怠(けんたい)感」という感覚は、わたしたちの「身体のアラーム機構🚨」だといわれています。

「疲れてだるいなら休まないといけませんよ。🍵」と
健康な体のホメオスタシス(体の状態を一定の状態を保つこと)が乱れているサインを送っているのです。
「そうしないと、発熱や痛みなどの症状が出て病気になるかもしれませんよ。」と警告しているワケです。

疲労や倦怠感には、肉体的なものと精神的なものがあって、
肉体的なもので、過度なスポーツや過労などが原因となったときや
精神的なもので、ストレス性の原因の場合には
ゆっくり眠ったり、しっかり栄養をつけたりするなどの十分な休養で回復が期待できます✨。

ただし、そうでない何らかの病気が関係しているケースも少なくありません。

●感染症や慢性的な炎症性疾患などによる基礎代謝の低下
●貧血や心疾患、肺疾患などによる低酸素状態
●低血圧
●更年期障害や、糖尿病、甲状腺機能低下症など、内分泌ホルモンの乱れ
●低栄養、電解質の異常、神経活動の低下
●アルコール中毒を含む薬物中毒
などです。
精神的な疲労感・倦怠感が、うつ病や不安障害、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害などの原因で起こっていることもあるのです。

6カ月以上にわたって疲れが続くか、疲れが繰り返されている状態を「慢性疲労」と呼びます。
日本人のおよそ45%がこのような慢性的な疲労を抱えているとされています。
けれども‼
多くの方々の感じている「慢性疲労」とは、まったく別の疾患で「慢性疲労症候群」という病気があるのです!

【慢性疲労症候群】
6か月以上の強い倦怠感、強い疲労感がつづき、物事を判断する能力が低下する(認知機能障害)や睡眠障害などの症状を伴う。
一般的な「慢性疲労」とはまったく別の疾患で、
最近の研究によると脳神経系の炎症、あるいは脳・神経細胞への血流が低下していることがわかってきています。

 

【慢性疲労の基準とは?】
慢性疲労症候群の「慢性疲労」は日常的な疲れとは違います。
厚生労働省の研究班が2012年に発表したガイドラインによると、以下のうち、5つ以上の症状があることが基準になっています。
・十分に休んでも24時間とれない疲労
・筋肉痛
・多発する関節痛(腫れはない)
・頭痛
・のどの痛み
・睡眠障害(不眠・過眠・リズム障害)
・思考力・集中力の低下
・微熱が続く
・首のリンパ節の腫れ
・筋力の低下

いかがですか?疲労や倦怠感は、「疲れているから休みなさい」というアラームであると同時に
何らかの病気のサインになっていることもあるのです🚑

たかが疲れ💦💦と軽く考えずに、早期のケア&キュア(治療)をしてくださいね🥰✨